ABOUT

Greetings

はじめまして、代表の小山貴芳です。

私はこれまで国立国際医療研究センターと国立感染症研究所にて、約8年間にわたり博士研究員としてHIVの基礎研究を行ってきました。

研究は一般的に、成果を論文として発表し、そこから将来的に創薬などに発展するかと思いますが、私は自分が行ったことの意義をもっとダイレクトに感じたいと思うようになりました。

ある日、国際医療研究センターの職員食堂でオシャレな白衣を着ているお医者さんを見かけました。その時、初めてオシャレ白衣というジャンルがあることを知りました。

お医者さんにとっての白衣とは、社会人にとってのスーツと同じであると思います。しかし、スーツは量販店ブランド、セレクトショップオリジナル、いわゆる高級有名ブランド、手作業を多用した仕立屋のブランドなど、様々なジャンルがありますが、白衣はまだまだ選択肢が少ないと感じました。

そこで、白衣の新しいジャンルとして、「サルトリアの白衣」を創りたいと思いました。

デザインや品質の優れたバッグや靴などを購入した時は、仕事のモチベーションが上がるかと思います。そのようなモチベーションの高まりをお医者さんに届け、結果として医療の質の向上に貢献したいと願っています。

Sartoria Dalcuoreにて

About VARCARE

コンセプトはサルトリアがつくる白衣。

イタリアでは仕立屋のことをサルトリアと呼びます。イギリスの軍服が発祥と言われるスーツは、温暖なイタリアに渡り、柔らかくて軽く、動きやすいデザインに変化しました。

サルトリアの職人達は、スーツの機能性をデザインとして表現し、独自のスタイルを築き上げました。

温暖なナポリは軽くて動きやすいスタイル、寒い気候のミラノはイギリスに近いスタイル、ルネッサンスの中心地フィレンツェは繊細で柔らかいスタイル、行政の中心地ローマは威厳のあるスタイル。

白衣も利用する場面によって適したスタイルがあるはず。そのような想いから、サルトリアの職人と共同で白衣をつくりました。

イタリアの有名なサルトリア(スーツ仕立屋)と共同開発して輸入

当店VARCARE(ヴァルカーレ)はイタリアの有名なサルトリア(スーツの仕立屋)の職人がデザイン・縫製した白衣を輸入・販売しています。当店が企画したコンセプトをイタリアの仕立屋に持ち込み、共感して頂いたところと共同で医師用のドクターコート白衣を開発しています。

日本のお医者さんから頂いたご要望を仕立屋さんにお伝えして開発していますので、日本人の体に合ったサイズ感と機能性を持つ白衣になっています。開業祝いや昇進祝いのプレゼントなど、贈答用としても最適です。

第一弾はイタリアスーツの聖地 ナポリのドクターコート白衣

イタリアは地域によって、またサルトリアごとにスーツのデザインが異なっており、当店が共同開発した白衣も各サルトリアのスタイルをデザインのベースとして作っています。第一弾として取り扱っているブランドは、クラシコ・イタリアの聖地であるナポリのサルトリアDALCUOREです。

第二弾はルネサンスの中心都市 フィレンツェのジャケット白衣

フィレンツェ仕立てはエレガントで柔らかい表情が特徴です。そのフィレンツェのサルトリアと言えば誰もが最初に名前を出すLIVERANO & LIVERANOと共同でジャケットタイプの白衣をつくりました。

職人の顔を見せます

イタリアの仕立て服は地域によって特色がありますが、各サルトリアにもそれぞれのスタイルが存在します。そのスタイルをつくり上げたのがマエストロ、つまりDALCUOREではルイジ・ダルクオーレ氏、LIVERANO & LIVERANOではアントニオ・リヴェラーノ氏です。もちろんトランクショーなどで両氏にお会いすることも可能ですが、当店では主にFacebookを通じてマエストロや職人さんたちの顔を見せていきます。

白衣と同じブランドのスーツやジャケットが国内で手に入ります

DALCUOREやLIVERANO & LIVERANOは、その規模は大きくないにも関わらず、MEN’S EX、LEON、THE RAKEなどの雑誌によく取り上げられ、日本にもファンの多いブランドです。オーダースーツ、既製スーツともに日本国内でオーダー・購入することができますので、 白衣と同じブランドのスーツを入手することができます。

なぜイタリアなのか

世界的にはイギリスとイタリアが2大スーツスタイルであると言われています。スーツの発祥はイギリスの軍服であると言われており、それが故にイギリスのスーツは全体的に固くしっかりとした作りになっています。それがイタリアに渡った際にラテン的な気質と温暖な気候が相まって柔らかくて軽く、動きやすい作りになりました。医師用の白衣は基本的に室内のみで着ること、また作業着であるために動きやすさが重要であることから、イタリアのスーツをベースとした白衣を開発するに至りました。

ナポリ仕立てとフィレンツェ仕立ての白衣

イタリアでのスーツスタイルは地域によって非常に多様です。南イタリアのナポリは温暖な気候であることから、軽く、動きやすいスタイルが特徴です。ナポリより寒い気候のミラノはナポリとイギリスの中間的なスタイル、ローマは行政の中心地であることからか固いスタイル、ルネッサンス文化の中心地フィレンツェはエレガントで柔らかいスタイルになっています。

ナポリ仕立てはクラシコ・イタリアとも呼ばれるイタリアスーツの代名詞的な位置づけにありますので、第一弾としてはナポリを選びました。そして第二弾は、ナポリとは全く雰囲気の異なるフィレンツェ仕立てのジャケット白衣をつくりました。

サルトリア(仕立屋)でつくる白衣は着心地が抜群

いわゆるロングコートのドクター用白衣はスーツのデザインをベースに作られていますので、デザインや縫製はサルトリアが得意とするところです。また、お医者さんにとっての白衣は、会社員のスーツと同じであると言えますが、お客さんの職種や着用するシーンなどに合わせてスーツの生地やスタイルを提案することもテーラーの得意分野です。また、サルトリアでつくる白衣は立体的に縫製されているので着心地が従来の白衣とは全く異なります。